
春に植えたミニトマトの苗を、毎週日曜に同じ窓辺から撮っていた人がいます。一枚ずつ見返しても「少し伸びたかな」という程度でしたが、秋に全部をつなげて再生してみると、葉が広がり、茎が支柱を登り、実が色づいていく様子が、数秒の映像の中にはっきりと流れていました。タイムラプスの面白さは、ここにあります。一枚では気づけない変化が、連続することで初めて見えてくるのです。
撮る間隔を、変化の速さに合わせる
タイムラプスの仕上がりは、撮影の間隔でほぼ決まります。変化が速いもの、たとえば赤ちゃんや子犬、夏の植物なら週に一回、体や肌のようにゆっくり変わるものなら週一回から二週に一回、髪なら二週に一回程度が目安です。間隔が短すぎると似たような写真が続いて単調になり、長すぎると動きがカクカクします。大切なのは、決めた間隔を守ること。途中で間隔が変わると、再生したときに変化の速さまで変わって見えてしまいます。
枚数の目安を知っておく
見ごたえのあるタイムラプスには、最低でも20枚ほどあると安心です。週一回なら約5か月分、10枚程度でも流れは感じられますが、短い印象になります。途中で一、二週抜けてしまっても、気にしすぎる必要はありません。そのまま続ければ、全体の流れの中ではほとんど目立たなくなります。やめてしまうことのほうが、ずっと大きな損失です。
位置合わせが、映像の質を決める
タイムラプスで一番目立つのは、実は被写体の変化ではなく、フレームのブレです。毎回少しずつ位置がずれていると、再生したときに画面全体がガタガタと揺れ、見ている人は変化よりも揺れのほうに目がいってしまいます。SeeMyChangeでは撮影時に前回の写真をゴーストとして薄く重ねられるので、撮る段階でずれを小さくできます。立ち位置の目印とスマホを置く場所を決めておけば、さらに安定します。
変化スタジオでタイムラプスを書き出す
写真がたまったら、ジャーニーの「変化を作成」から変化スタジオを開き、種類でタイムラプスを選びます。アスペクト比は縦 9:16、正方形 1:1、横 16:9 から選べるので、スマホで見返すなら縦、パソコンで見るなら横、というように用途に合わせましょう。ラベルを「日付」や「経過時間」にしておくと、映像の中でいつの写真かがわかります。書き出しはすべて端末の中で行われ、写真がSeeMyChangeのサーバーに送られることはありません。無料版でも5秒のタイムラプスをつくれ、Proでは長さや、含める期間を選ぶ細かな設定が使えます。
共有する前に、顔をぼかす
できあがったタイムラプスを誰かに見せたくなったら、書き出しの設定で「顔をぼかす」をオンにすることを検討してください。体の変化や、子どもの成長の記録など、顔を出さずに変化だけを伝えたい場面は意外と多いものです。ぼかしは書き出したファイルにだけ適用され、ジャーニーの中の元の写真はそのまま残ります。背景に住所や名前がわかるものが写り込んでいないかも、あわせて確認しておくと安心です。
あなたの変化を、プライベートに記録。
Google Playでダウンロード長さは「短め」くらいがちょうどいい
一枚あたりの表示時間が長いと、映像というよりスライドショーに近くなり、変化の流れが感じにくくなります。30枚ほどの写真なら、5秒から15秒程度にまとめると、見る側にも負担がなく、何度でも見返したくなる長さになります。スタイルも見え方を左右します。ハードカットはきびきびとした印象に、クロスフェードやスムーズシーケンスは写真どうしがなめらかにつながる印象になります。まずは一本つくってみて、好みに合わせて調整してください。
よくある失敗
- 途中で撮る場所を変えた:部屋を変えるなら、新しいジャーニーとして分けたほうが見やすい
- 光の条件がばらばら:昼と夜の写真が混ざると、映像がちらついて見える
- 服装や背景が毎回違う:被写体以外が変わると、変化がそちらに埋もれてしまう
- 撮った写真を選びすぎる:気に入った写真だけを残すと、流れが不自然になる
複数のジャーニーを組み合わせない
植物と子どもと自分の体。いくつものジャーニーを続けていると、全部を一本の映像にまとめたくなるかもしれません。ですが、タイムラプスは一つの被写体を同じ条件で追うからこそ、変化が流れとして見えます。ジャーニーごとに一本ずつつくり、それぞれを別の作品として楽しむほうが、仕上がりはずっと見やすくなります。
書き出したファイルの置き場所
書き出しが終わると、写真に保存するか、そのまま共有するかを選べます。写真に保存したファイルはカメラロールに入るので、ほかのアプリやクラウドからも見える状態になります。自分だけで見返したい場合は、保存せずに必要なときにもう一度書き出すという使い方もできます。
タイムラプスは、続ける理由になる
記録を続けていると、途中で「本当に意味があるのかな」と感じる時期が必ず来ます。そんなとき、途中経過でもいいので一度タイムラプスをつくってみてください。数か月分の変化が数秒で目の前を流れていくのを見ると、次の一枚を撮る理由がはっきりします。そしてその一枚が、次のタイムラプスをもう少しだけ長くしてくれます。


